地下施設内での逃亡劇だった1作目に続いて、市街地が舞台の2作目。
全体的にアクション要素が増して、あんまりゾンビパンデミック的な見どころは無くなってたかな。1作目とセットで構想された作品でそこらへんがメインではないのは分かるのであまり気にならず。
ストーリーに関しては…まあ特に言うことはない。記憶をなくして混乱してだんだん謎が解けて～みたいな前作と比較するとめちゃくちゃオーソドックスなゾンビ映画のテンプレを踏襲してて特筆するところが無いというか…いや正直言うと詳しくは後述するけどだいたいネメシスさま目当てで観ていたからです。学校で子どものゾンビに囲まれるところとかはよかったね。
先にネメシスさま以外の話をすると、ジルがゲームじゃん！みたいな見た目でびっくりした。前作の感想でミラ・ジョヴォヴィッチがCGみたいだったと言ったけど、今作のジルもそんな感じ。
しかしその服はさ……服までゲームの再現したかったのかな……アリスもそうだけどもう少しちゃんとした服を着てほしいなあというのが正直なところ。裸シーンとかもこの作品においてそんなに必要か？わからん。
あとケイン少佐が顔がよくて性格が悪くてめちゃくちゃよかったですね。ちゃんと死ねなかったところも小物悪役の最期らしくてグッときた。
さてネメシスさまについて。わたしは思うところがたくさんありますよ。
大きい身体、重い足音、黒ずくめでレザーっぽい衣装、でかい武器ブン回し、完全ラブ……と言いたいところなんだけど、1作目の生存者のマットが変異した姿だという展開にはね、さすがにちょっと傷ついたよ。1作目のラスト「ネメシス計画に使おう」みたいなセリフでまあ想像はついていたのですが……どこかの人間が変異してネメシスになったというのも分かってはいたのですが……夢が壊れました……。ネメシスさまがもともと誰だったかなんて知りたくなかった……。原作でもそういう感じなんですか？わたしが夢を抱きすぎていたのかもしれない。
もっと言うとマットだった頃の記憶を取り戻したのかアリスの味方になり最終的にはアリスをかばって死んでしまうというのが非常につらかった。ただでさえ変異前の姿を認識してるというだけでもつらいのに、アリスageのためにあんまり強そうじゃないステゴロさせられた上でアリスのために死ぬという意味の分からん夢展開にするのやめろ！！もっと圧倒的な存在であってくれ！！
いやまあアリスという存在自体がバイオハザードにおける夢主と言われたらそうなんだろうけど……。(ゲーム未プレイネメシス顔ファンオタクの戯言です)(でも映画オリジナルキャラで最強設定って夢主って言われても仕方ないと思うよ)
ここら辺マジで未プレイなので有識者に教えてほしいんだけどネメシスさまってラスボスじゃないんですか？変異前の人間の存在とか最終的に味方になるみたいな展開って原作でもあるの？ただただ圧倒的な暴力で主人公をねじ伏せる最強ラスボスであってほしかったのだが……。いやこれ映画だからそこらへんにストーリー性ないとダメだからっていうツッコミはしなくていいです。
そんなわけで念願のネメシスさまとの遭遇だったけどわたしが過度な期待をしすぎていたためにやや悲しくなってしまった2作目でした。真面目に観ろ。はい。
