#氷雪のシアタールーム

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『コンスタンティン』感想:ビジュアル最強オカルトアクション!

観よう観ようと思ってなんとなくタイミングを逃していた一本!何か観ようかな~と探していたところでリスナーさんがタイトルを出してくれたので観ることに。
ツイッターに投稿した雑感はこんな感じ。

わたしはキリスト教についてホラー映画でよく出てくるな~程度にしか分からないので主にオタク的視点に振った感想で失礼いたします。

まずざっくりとしたストーリーは、この世には天国・地獄・人間界の3つの世界があって、それぞれの世界の住人は行き来出来ないはずだったが、いつの間にか悪魔が人間界に侵入し始めている、それに気付いた悪魔祓いジョン・コンスタンティンは均衡を保とうと試みるが…という感じ。天使と悪魔と人間がなんかいろいろバトルするオカルトアクションです。

いわゆる厨二向け映画というのはいろいろなところから聞く話で、確かに一度でも十字架に心をくすぐられたことのある人間にはま~ドンズバ刺さりまくるだろうなあという世界観でした。よくわからんけどなんかかっこいい紋様とでかい武器はロマンだよね~。主人公のジョンが常に黒スーツでタバコふかして、自己中心的なのに人を救っちゃうとこもオタクの好きなやつ~!と思ったのでした。

わたしがかなりぐっときたのはツイートにも書いた通りティルダ様のうつくしさ、そしてルシファーとジョンの関係なわけだけど、これがかなり終盤でドカドカ撃ち込まれてくるもんだからもうそこまでの謎を追ってきたストーリー展開とかヒロインを救わないといけない緊迫感とかがもう全部吹っ飛んで、エ…エロい…しか考えられなくなってしまうという盛大なバグが発生しました。
ティルダ様はティルダ・スウィントンという女優なのですが(ドクター・ストレンジでエンシェント・ワン(スキンヘッドのストレンジの師匠)を演じた方と言えばピンとくる人も多いかな)、180センチくらいある高身長かつお顔立ちも非常に中性的で本当に天使ってこういう見た目をしているんだろうなあという説得力がすさまじいビジュアルのお方です。大きな翼に負けない美しさ!とにかくティルダ様の人間離れした美しさがこの作品の魅力のひとつと言っても過言ではないのではないでしょうか。
そしてルシファーとジョンの関係。ルシファーはなぜかジョンにとても執着している悪魔で、この「なんか分からんけどとてつもなく執着している(なんなら「ジョンは俺のモン」くらいのスタンス)」というのがまあオタク的にはなに!?なんで!?どういうこと!?となりつつも心を揺さぶられずにはいられない関係なわけでして、はえ~エロいな~と思っていたら映画が終わっていました。あの距離の近さは…なんなの?
あとルシファーのビジュアルも良くて、悪魔なのに白いスーツ、そして足元は裸足で、汚れたところしか歩けない(という設定があるらしい)からどこかからタールのようなものが滴ってきていてそれで地面を汚しながら歩くという設定。かっこよすぎる…。(説明が下手すぎて未見の人には全然伝わらないと思うので「コンスタンティン ルシファー 足」とかで検索してみて)

そんなわけで、大傑作というほどでもないけど程よく面白くスッキリ終わり、ビジュアル面は最強!という昼下がりに最適の映画でした!